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馬力を選ぶ目安

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1.はじめに

業務用エアコンの空調能力は、「馬力」と表現されることが多いです。

業務用エアコンの能力が、家庭用のルームエアコンのように「〇畳用」という表記でないのは、同じ広さでも業種や環境によって選ぶべきエアコンが異なるからです。この記事では、馬力を選ぶ目安や業態別に注意するべき点について解説します。

2.業務用エアコンの馬力とは?

業務用エアコンの馬力とは、エアコンの冷暖房能力を示す単位であり、主に1馬力あたり約2.8kwの冷暖房能力を持ちます。約2.8kwのエアコンで対応できる畳数の目安は「8畳(約13~14㎡)」とされています。

馬力は数が大きいほど能力も高いため、冷房・暖房のパワーが強いということになります。

過剰な馬力は電気代が増え、逆に足りないと快適な温度管理ができません。最適な馬力の選定がコスト削減と空間の快適さを両立します。

3.部屋の広さ・業態で目安を判断

馬力を選定する際は、空調負荷(熱負荷)を計算します。これは、部屋に出入りする熱量やその部屋内で発生する熱量のことを言います。この空調負荷が高い空間には、馬力の大きいエアコンを選ぶ必要があります。

同じ広さの空間でも、業態や人の出入りの頻度、使用機器(パソコン、厨房機器など)の発熱量、断熱性、窓の大きさ等の環境が異なるため、空調負荷が異なります。

冷房時の一般商店と飲食店の比較では、熱源が多くなる飲食店のほうが空調の効きが悪く感じられる為、より高い馬力のエアコンが必要になります。

目安として、下表のように、業態と床面積から、概算の空調負荷を算出し、馬力を決定することができます。ただし、こちらはあくまでも目安であり詳細な空調負荷を計算するには、日射や外壁からの負荷に外気負荷や人員、照明などの室内の発熱などを合計して求める必要があります。

4.業種別にチェックしておきたい熱負荷

4-1,一般商店

一般商店とは、服飾、貴金属、日用雑貨品などを販売されているお店です。商品を照らす照明などの店内で発熱性のある物や、冷蔵ショーケースなどを置いている生鮮食品店等は、より正確な負荷計算が必要になります。

4-2,理美容院

理美容院ではドライヤーやパーマ機器など発熱性のある器具が多いかどうかを注意する必要があります。

4-3,飲食店

飲食店では比較的熱負荷が高くなります。よって、空調の能力も他の業種と比べると大きめのものが必要になります。さらに、カウンタータイプのお店では調理から発生する熱が客席に影響することを注意し、焼肉、お好み焼、もんじゃ焼など客席でも調理する環境では、大きめの能力が安心です。

4-4,一般事務所

パソコンなどのOA機器が多い部屋では機器からの発熱が部屋にこもることで負荷となります。また、従業員数が多い部屋では、その分の熱負荷を考慮する必要があります。

4.まとめ

業務用エアコンで用いられる馬力を選ぶ目安について解説しました。
エアコンは一度設置したら長く使用しますので、最適な馬力を選ぶことが快適な空調作りに重要です。

最終的な馬力の選定は専門業者に依頼することをお勧めします。
GRN社では、現地調査をしてお客様に最適な馬力の選定をさせていただきます。北陸地域での業務用エアコンのご依頼や馬力の選定など、お気軽にお問い合わせください。

 
業務用エアコンに関するお困りごとがあれば、是非一度お問い合わせください。
GRNは北陸(富山県、福井県、石川県、長野県)を中心に 業務用エアコンの工事、クリーニングを行っています。 オフィスや店舗、工場、施設など様々なロケーションの空調工事、メンテナンスが可能です。
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