1.はじめに
皆様の職場では、複数の棟があったり、様々な方が働いているため、『十分な省エネ対策ができていない』『何から始めれば良いかわからない』とお悩みではありませんか?
そんな時に力になってくれるのが、エネルギーマネジメントシステムです。
「エネルギーマネジメントシステム」とは、建物や施設のエネルギー消費を効率的に管理・制御するシステムです。企業でのエネルギー消費を最適化し、無駄を減らすために導入されることが多いです。
2.役割
エネルギーマネジメントシステムは主に次の3つの役割を持っています。
2-1. エネルギーの可視化
エネルギーの使用量をリアルタイムで監視し、どこで無駄が出ているかを把握できるシステムです。例えば、電力使用量を時間帯別に見て、ピーク時に使いすぎないように調整します。
2-2. 自動制御
エアコンを、自動的に最適なタイミングでオン・オフする技術です。
例えば、冷房・暖房それぞれに設定できる温度幅を制限したり、こまめな停止設定で消し忘れを防止することができます。室内機ごと、季節ごとに最適な運転制御を行うことが可能です。
2-3. エネルギーコストの削減
効率的な運用により、電気代やガス代などのコスト削減が期待できます。
また、太陽光発電などの再生可能エネルギーと連携することで、さらに環境に優しい運用が可能です。
3.エネマネ技術を活用するメリット
■コスト削減
エネルギーの無駄遣いを減らすことで、電気代を大幅に削減できます。
■環境保護
エネルギー消費を減らすことは、CO2の排出量を抑えることにもつながり、地球環境の保護に貢献します。
■災害時の備え
エネルギーマネジメントシステムにより、非常時でも効率的にエネルギーを使うことができ、災害時の電力供給不足にも対応しやすくなります。
4.まとめ
エネルギーマネジメントシステムは、エネルギーを効率よく使うための重要な手段として、今後ますます注目されていく分野です。
エネルギーマネジメントシステムを活用することで、毎月の電気料金を大幅に抑えることができ、ピーク時電力の削減や無駄な消費の抑制、契約電力の最適化など、さまざまなメリットを得られます。これにより、電力コストを削減し、環境にも優しい選択ができるのです。