1.はじめに
エアコンが故障し、突然大きな出費が必要になり困った経験はないでしょうか。
また、使用頻度が低いのに新品機を購入するのがもったいないと感じてはいないでしょうか。
新品エアコンへの入替や設置には初期費用が大きくなることもあるため、少しでも費用を抑えたい場合には中古機の購入を検討することもあるでしょう。
そこで今回は業務用エアコンの「中古機」についてメリットやデメリット、購入する際の注意点をご紹介します。
2.中古で購入する際のメリット
■価格が安い
空調機本体の価格は新品に比べて中古機の方が安くなることが多いため、予算を抑えつつエアコンを購入できます。中には定価の半額程で購入できるケースもあります。また価格の割に性能が良く、コストパフォーマンスが高い商品を選ぶことができれば機能や能力に妥協することなく費用を抑えられます。
■環境への貢献
さらにリサイクルやリユースの観点から中古エアコンを選択することで、環境に対する貢献にもつながります。SDGsや環境への配慮が注目されているため、中古商品の質などにも注目が高まっていくことが考えられます。
信頼性の高いメーカー製品の選定や口コミによる販売元の評価を参考にすることでリスクを最小限に抑えながらメリットを享受できるため、費用を抑える方法の一つとして検討してみましょう。
3.中古で購入する際のデメリット
■故障や不具合のリスク
使用歴のある中古機には、故障や不具合のリスクがあるため、購入後のトラブルが発生する可能性があります。故障やトラブルが発生した場合、新品機であれば保証などを利用できますが、中古機は新品と比較して保証期間が短いか、保証が付いていない場合があるため、購入後のサービスが不十分なことがあります。
■最新技術の欠如
また、中古のエアコンは最新技術が搭載されていない場合があり、省エネや快適性などの最新機能が欠けていることがあります。さらに使用年数が長い場合や十分なメンテナンスがされていない場合、パフォーマンスが低下していることがあり長期的に考えるとコストが新品機を購入する場合よりも大きくなってしまうこともあります。
中古機を選ぶことによるリスクやデメリットを理解し、長期的なコストも考慮することで最適な機種を選ぶことができるでしょう。
4.業務用エアコンを中古で購入する際の3つの注意点
➀年式とメーカーの確認
古いエアコンは運転効率が低く、故障のリスクが高まることがあります。
メーカーや製造年を確認し、比較検討を行いましょう。
新品機であっても使用用途や設置環境に適していない場合には初期費用を含め長期的なコスト削減にならない場合も考えられます。中古のエアコンの価格と新品との価格差を比較検討し、コスト効果を考慮してください。
②動作確認と保証
中古のエアコンを購入する場合、可能であれば動作や冷暖房能力を確認し、トラブルがないかをチェックしましょう。保証が付いているかどうかも重要です。
また、販売元の評判や信頼性も重要です。
信頼できる販売元から購入することで、適切な情報の取得、トラブル時の対応がスムーズになります。
③使用状況とメンテナンス履歴
エアコンの使用状況や適切なメンテナンスが行われていたかを確認します。
メンテナンス、修理履歴や定期的な清掃がされていたかどうかをチェックしましょう。
また購入後のメンテナンスの際、中古のエアコンは部品の入手が難しい場合があります。
修理や交換が必要な場合に、部品が入手可能かどうかも判断材料として重要です。
これらの注意点を考慮し、信頼性があり適切な性能を持つ中古の業務用エアコンを選ぶことが重要です。確実な選択をするために、専門家の助言や点検を利用することも検討しましょう。
5.まとめ
業務用エアコンを選ぶ際、適切な中古機を選ぶことができれば初期費用を抑え快適な空調環境を実現できます。
今回紹介したメリット、デメリットを理解し、購入時の注意点を抑えながら中古機を選ぶことでコストメリットを得られるよう検討しましょう。