はじめに
半袖で過ごせる陽気な日も増えてきました。
さあ、夏ももうすぐですね!エアコンの試運転はお済みですか?
試運転を行うことで、エアコンが正常に動作するかを確認し、故障や不具合を事前に発見することができます。
今回は、初心者でもわかりやすい夏前の業務用エアコン試運転の方法をご紹介いたします。 「エアコンの試運転をしてみたいけど、やり方がわからない」という方は、参考にしていただけると幸いです。
1.業務用エアコンの試運転方法
1-1. 準備と安全確認
周囲の安全確認: エアコン周辺に障害物がないことを確認し、試運転中に問題が発生した場合に迅速に対処できるようにします。
フィルターの清掃: フィルターを取り外して清掃し、再度取り付けます。これにより、エアコンの効率を保ちます。 ホコリがたまった状態だと余分な電気代がかかってしまいます。
1-2. 試運転の開始
設定温度の確認: 冷房モードで設定温度を低く設定し、運転を開始します。設定温度は16〜18度が推奨されています。
運転時間の確保: 5分や10分動かしただけでは異常に気付かない可能性大!少なくとも30分以上運転し、正常に動作しているかを確認します。
1-3. 動作確認と点検
冷房効果の確認: 冷房運転中にエアコンの吹き出し口から冷たい風が出ているかを確認します。温度計を使用して吹き出し温度を測定すると確実です。
異音のチェック: エアコン運転中に異音がないか注意深く聞きます。異音がする場合は、内部部品に問題がある可能性があります。
振動の確認: エアコンが異常な振動をしていないか確認します。振動が激しい場合は、設置場所や取り付けに問題があるかもしれません。
1-4. 試運転後の確認
停止と電源オフ: 試運転を終了し、エアコンの運転を停止して電源をオフにします。
最終点検: エアコンの外観や周辺を最終点検し、異常がないことを確認します。
記録の作成: 試運転中に確認した項目や異常があった場合の詳細を記録します。これにより、将来のメンテナンスや修理の際に役立ちます。
以上が、業務用エアコンの試運転を行う際の基本的なステップです。
定期的な試運転と点検を行うことで、エアコンの効率を維持し、故障を未然に防ぐことができます。
2.エアコンに不調が見つかった場合は?
トラブル1: 冷房効果がない
原因:冷媒ガスの不足、フィルターの詰まり、室外機の故障
トラブル2: 異音がする
原因:ファンやモーターの不具合、内部部品のゆるみ
トラブル3: 異常な振動
原因:室外機や室内機の設置不良、ファンバランスの不良
トラブル4: 水漏れ
原因:ドレンホース*の詰まり、内部の結露
*ドレンホース…運転時にエアコン内部から発生する水分を排出するホース
掃除などで改善可能なものがある一方、本体の不調などは専門業者への修理・交換依頼が必要になります。業務用エアコンを試運転して問題が見つかったら早めに対応しましょう。
まとめ
試運転の時期については、具体的な基準はないものの、エアコンをフル活用するシーズン前での試運転が推奨されています。 もしまだやってない方がいましたら、ぜひ今週、遅くとも6月中旬までにエアコンのスイッチを入れて試運転・動作確認をしてください!
夏前の試運転でエアコンのご準備を!暑い夏を快適にすごしましょう。